みんなが待ってた!!Shade13発売日決定!!
Shade 13 公式サイト | http://www.shade13.jp/top.html
世界のニュースを届けるサイトと言いながら、最初の記事は日本のニュース。
すでにご存知の方もいらっしゃると思われますが、日本ではかなりメジャーな3DCG作成ソフトShadeの新作Shade13が2012年3月30日に発売です。
CG関連の交流サイトなどを見ていると最近、Shadeの1番の特徴的な機能である自由曲面を使ってモデリングしている方が以前より少なくなってきているように思われます。しかし、Shade9あたりからでしょうか、ポリゴンのほうにも本腰を入れ始めて他のソフトからの乗り換えするユーザーも増えたこともあり今現在、根強い人気を誇っています。また、かつてはポリゴンと同様にアニメーションの機能の軟弱さも指摘され、その欠点が他社の競合ソフトとの大きな差を生んでいたということも今となっては懐かしい過去です。
度重なるバージョンアップにより数々の新機能を追加し改良を重ねたShadeですが、バージョンにもよりますが相変わらずCGソフトとしてはかなり安価なほうで、前回のバージョンのShade12のもっとも安いグレード「Shade12 Basic」ではなんと12,800円と信じられない価格だったのも記憶に新しいですね。
今回の新機能の一部を見てみましょう
リブリケーター
パスや形状の表面に沿って形状を繰り返し配置することで、複雑な形状を短時間で作成できる機能です。個数、間隔、方向、ランダムなどの設定が可能で、自由度が高いのが魅力です。建築外観パースで使う屋根瓦をはじめ、林、鎖など、同じ形状が繰り返し登場する形状やシーンの制作に最適です。
要するに似たような形状をたくさん並べるだけでなく、個数や間隔、方向はもちろん、一つ一つちょっとずつ形状を変化させることも可能だということ。
ありそうで無かった機能ですね。それでもかなり作品の自由度があがると思います。林なんかも作れるそうですが、それまではShadeで林を作ろうとすると一個一個木々の形状を手動で変えないといけませんでした。とても便利な機能です。
フィジカルスカイ
日時と場所を指定することで太陽の位置を自動計算し、日の当たり具合をシミュレーションできる機能です。場所は北海道から沖縄県までの主要都市をプリセットから選べるほか、緯度と経度を入力することで海外もシミュレート可能です。また、開始・終了日時を指定すると日照アニメーションも作成できますので、建築外観パースのプレゼンテーションでの説得力が向上します。
面白い機能ですね。あくまで私の考えですが、3DCGの作品にどれだけリアリティを持たせられるかを決めるのは「細かさ」だと思います。メインとなる形状のバックにある空の背景にまでこだわってシミュレートすることは、より一歩進んだリアリティのある作品を作る手段であるでしょう。ところで、夜の時間帯を指定した場合は、月なんか出てたりするのでしょうかね。
イラディアンスキャッシュの品質改善
イラディアンスキャッシュの品質が向上し、レンダリング時のサンプリング点をより効率的に抽出できるようになりました。これにより、レンダリングの品質と速度が向上し、レンダリング画像の「空気感」を生み出すソフトな陰影が、より短時間で美しく表現できます。インテリア・建築パース等を制作する際に、制作時間短縮と品質向上に大きく力を発揮することでしょう。
レンダリングが終了するまでの時間って個人的にワクワクして好きなのですが、まあ2時間ぐらいを超えるとイライラしてきます。実は私の持っているShadeのバージョンは未だにShade8なのですが、Shade7から買い換えたときにレンダリングの品質があがったとともに速度も速くなったので感動を覚えたものです。Shadeシリーズはバージョンアップするごとにレンダリング機能を強化させてますから、少なくともShade8ユーザーの私にとってはShade13はとんでもないレンダリングスピードになっているのでしょうね。
その他にもたくさんの新機能が備わり、Shadeはよりハイエンドアプリケーションに近づいております。いやもうなっているのかもしれません。
Shadeユーザーはもちろん、他社のソフトを使用しているユーザーも買い替えをご検討してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、学生の方は本来の価格の半額であるアカデミックパッケージの購入が可能です。
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